2025年12月24日水曜日

「管理職罰ゲーム化」改善のための課題

やさしい経済学  賃金制度と働き方の変化④ 「管理職罰ゲーム化」の背景(埼玉大学准教授 禿あや美)
(日本経済新聞 2025年12月24日 朝刊) 

 「管理職の罰ゲーム化」の問題と必要な対策についての記事です。

デジタル版はこちら
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD2628X0W5A121C2000000/

概要

・日本のメンバーシップ型雇用では、管理職選抜の「遅さや職務の不明確さ、評価の見えづらさ」 なども要因となって、「恒常的に長時間働けるかどうかが管理職への事実上の選別基準になっている」(シカゴ大学の山口一男 社会学特別教授の指摘)

・ジョブ型制度では、従来の年功カーブは期待できず、専門性を磨くことが求められる。ジョブ型では「職務の価値」と「賃金」を対応させることが重要。
残業が恒常化すれば一般社員の賃金の方が上回ってしまうので、「労働時間管理との整合性の確保」が重要な論点となる。

2025年12月18日木曜日

復職支援(リワーク)に関心が高まっている

 「リワーク」高まる関心 休職者の復帰プログラム
(日本経済新聞 2025年12月18日)

休職者向けの職場復帰支援サービスのプログラムである「リワーク」への関心が高まっているという記事です。

オンライン記事はこちら
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO93283150X11C25A2CT0000/

 

リワークは医療機関(メンタルクリニック)や行政の支援機関が主に実施していましたが、2024年4月の「改正障害者総合支援法」施行により、障害者福祉サービス事業者も担えるようになったそうです。

短い記事ですが、リワークは今後ますます重要になってくると思われます。

 



2025年12月14日日曜日

職場の「うつ」についての本

 職場をさいなむ「軽度」うつ 学問の知で多様な改善策
(日本経済新聞 2025年12月13日)

職場でみられる「うつ」について、3冊の本が紹介されています。 

デジタル版はこちら
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD060PC0W5A201C2000000/

そのうちの1冊、『半うつ』(平光源 著)によると、うつ病は3種類の神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン)がすべて減ってしまった状態であり、
「半うつ」は1つあるいは2つが不足している状態です。

この本ではそれらの神経伝達物質を増やす方法として、食事、睡眠、体操、スマホ脱却など具体的なアドバイスが載っているそうです。  

 

2025年12月4日木曜日

過剰飲酒による社会的損失4兆円

「あえて飲まない」新潮流
(日本経済新聞 2025年12月5日)

先進国ではアルコール消費が減少傾向にある一方で、日本の過剰飲酒による社会的損失はなお大きいことを伝える記事です。


概要:
先進国では日本も含め、飲酒の弊害についての意識が高まり、飲めるのに「あえて」飲まないという考え方(「ソバーキュリアス」)が広まりつつある。
一方、日本では過剰飲酒による治療費や働けなくなることによる社会的損失が4兆円以上とされる(日本の税収は1兆円ほどなのでコストの方が大きい)。

オンライン記事はこちら
過剰な飲酒の社会的損失4兆円 「あえてノンアル」新潮流は日本にも 飲みノミクス(下)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA213Q10R21C25A0000000/


引用者コメント:
記事の中には、2019年を100としたときの先進国各国のアルコール消費量の推移のグラフが載っていますが、フランスは2020年以降、80で推移しており、他国より顕著に消費量が下がっています。
日本は2019年比で93程度です。

ちなみに、厚労省の資料によると喫煙の社会的損失は4〜7兆円です。
https://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/houkoku/dl/120329_2_7.pdf
タバコの税収は約2兆円なので、喫煙も飲酒と同様に損失が極めて大きい嗜好品と言えます。


2025年12月1日月曜日

職場の身だしなみのルールを見直す動き

ダイバーシティ  職場の身だしなみ 自由の風
(日本経済新聞 2025年12月1日 朝刊)

職場の身だしなみのルールを見直しす動きについての記事です。

事例として紹介されている企業、自治体
・東京メトロ
・日の丸交通
・富士薬品
・万代
・東村山市

データ
・Z世代の7割弱が「職場での服装・髪型が完全自由」を希望。
(マイナビ転職・Z総研, 2022年調査)


オンライン記事はこちら
「職場の身だしなみ 自由の風 服や髪、装飾品で個性生かす」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO92908290Q5A131C2TYA000/

引用者コメント:
働き手の個性が出ることで、「それぞれが異なる人間だと相手に視覚的に伝わ」り、カスハラの防止も期待できるそうです。



女子の自殺者数が初めて男子を上回る

悪化する若者の心の健康 女子で顕著、各国の課題に
(日本経済新聞 2025年12月1日 朝刊)

20歳未満の女子の自殺者数が大きく増加し、初めて男子を上回ったことを報じる記事です。


概要:
2024年の厚労省による自殺者の集計
・20歳未満の女子・・・430人(10年前から2.6倍)
・同、男子・・・370人(10年前から横ばい)

日本だけでなく、イギリスやオーストリアの縦断調査でも、女子の抑うつ症状の悪化が見られる。

女子が悪化している要因
・伝統的な性役割の期待と学業関連のプレッシャーが二重に負担になっている
・ネットやソーシャルメディアの影響
・セクハラ・性暴力
・身体への不満、外見の理想化
・思春期の早期化

「その国の文化的背景を踏まえ、何が改善できる要因なのかを検証することが効果的な予防策につながる」。
そこで近年、若者と研究を進める「コ・プロダクション(co-production、共同創造)」の姿勢が重視されている。

オンライン記事はこちら
「悪化する若者の心の健康 女子で顕著、各国の課題に 成田瑞・国立精神・神経医療研究センター室長」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO92909360Q5A131C2CK8000/

地方の中小企業の働き方改革事例

 ダイバーシティ  地方中小の働き方進化論 (日本経済新聞 2026年1月26日 朝刊) 人手不足は地方で深刻ですが、この記事では、中小企業ならではの人材獲得の制度が紹介されています。  デジタル版はこちら https://www.nikkei.com/article/DGKKZ...