ダイバーシティ 地方中小の働き方進化論
(日本経済新聞 2026年1月26日 朝刊)
人手不足は地方で深刻ですが、この記事では、中小企業ならではの人材獲得の制度が紹介されています。
デジタル版はこちら
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO93979100V20C26A1TYA000/
事例
サカイエステック(建設業、福井市)
①「親子出勤制度」
子どもを学童保育に預けられない 場合などに子どもを職場に連れてくることができる。キッズルームがあり、必要な場合は同じ部屋で一緒に働くことができる。
②「週休4日の正社員」 制度
定年を迎えた社員の「趣味を楽しみつつ仕事も続けたい」という要望を受けて導入。
同社の代表者は人手不足に対応するためにこのような制度を作ったと語っておられます。
「子供がいるし、家事もあるので仕事は無理ということなら、その人に会社の制度を合わせようと考えた。そうしないと会社に来てもらえなかった」とのことです。
記事では他の企業の工夫もいくつか紹介されています。
これとは別の記事ですが、これを読んで以下の会社のことも思い出しました。
「出社日は自由、助け合い禁止...働きやすさで話題のエビ工場が考えた“型破りなルール”」
(PHP online)
https://shuchi.php.co.jp/article/10213
こちらの記事では、大阪にあるパプアニューギニア海産(天然エビの加工・販売)という会社のたいへんユニークで効果的な事例について紹介されています。
この会社では、
・「パート社員は好きな日に出社し、働く時間も自由に決めてよい」
・「嫌な仕事はやってはいけない」
・「助け合いは禁止」
など「気分よく働くための50以上ものルール」を作ったそうです。
社長が従業員一人ひとりと向き合ってルールを作ったことで、人材が定着し、そのおかげで人件費が約40%も減少したとのことです。そして「パート社員のスキルが上達し、エビの品質は見違えるほどよくな」ったそうです。
この企業の取り組みの詳細は社長の武藤北斗さんの著書『生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方』(イースト・プレス)で読めます。
会社が従業員を大切にすることの大切さとともに、経営者が時代の変化に合わせて自らの意識を変えていくこの大切さも改めて感じる記事でした。