「中途の早期離職 企業損失4割増」
(日本経済新聞 2026年7月23日付 朝刊)
中途採用の社員が1年足らずで離職してしまうことで企業のコストが増加していることを報じる記事です。
500万円台の年収で採用した場合、企業の損失は1人当たり607万円で、2020年時点から約4割も増えたそうです。
中途採用したミドル人材の早期離職も増加傾向とのこと。
入社後のミスマッチを防ぐため、欧米では一般的なリファレンスチェックやバックグラウンドチェックをすることが日本の企業でも増えているそうです。
デジタル記事はこちら
中途社員の早期離職、損失607万円 賃上げや採用コスト拡大で4割増
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB302XH0Q6A630C2000000/
離職の理由についてのデータはこの記事には載っていませんでした。
参考までに以下の厚労省の資料で中途採用者が前職を辞めた理由を確認してみます。
厚生労働省(2023).「令和4年雇用動向調査結果の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/23-2/dl/gaikyou.pdf
これによると、男性は「その他の個人的理由」(19.6%)と「その他の理由(出向等を含む)」(14.7%)を除くと「定年・契約期間の満了」(15.2%)が最多。
次いで「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」(9.1%)、「職場の人間関係が好ましくなかった」(8.3%)となっています。
女性は 「その他の個人的理由」(25.0%)を除くと「定年・契約期間の満了」(10.9%)が最多。次いで「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」(10.8%)でした。
「職場の人間関係が好ましくなかった」は10.4%で、女性の方が人間関係のストレスから退職することが若干多いことが伺えます。
人間関係が理由で能力ある社員が辞めてしまうのはもったいないことです。心理的安全性が高くハラスメントが起きない職場づくりは、今後も重要な企業のテーマであり続けると思われます。
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